ヤマハ 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 4東芝 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 4x 57月21日:東京ドームヤマハ 竹下、吉村、九谷、岩崎、渡邉 - 川邉東芝 野田、萩野 - 井川、椎葉第84回都市対抗野球大会もいよいよ準々決勝。今日は東芝とヤマハという、都市対抗に出場のたびにコンスタントに優秀な成績を上げ優勝の経験もある名門・強豪チーム同士の対決を観戦です。試合開始直後の1回表、ヤマハの3番センター長谷川雄一がライト前に打球を打ち上げると東芝ライトの大河原正人は間一髪捕球できず彼の目の前で打球は落ち、その隙をついて長谷川は俊足を生かして一気に二塁まで陥れます。そして続く4番レフトの柳裕太が甘い変化球を逃さずセンター前へのタイムリーツーベースヒットを放ち、ヤマハが先制します。東芝先発の野田雄大は序盤こそ甘い投球がみられたものの、1回の失点以降は投球をきちんとコーナーに投げ分ける安定した投球でヤマハ打線にそれ以上の得点を許しません。対するヤマハ先発で九州共立大から入社のルーキー左腕竹下真吾は今日の最速138km程度ながら球速以上の速度を感じさせる球のようで、東芝打線が何度か高めの釣り球につられて空振りをしたり、明らかな振り遅れの空振りを喫しており、こちらも得点を許さない投球でした。ヤマハ先発竹下の投球が東芝打線に見極めれてきたとみるやヤマハは5回途中で素早く竹下を降ろしてひたすら継投をし続け、対する東芝側も巧みな守備力でお互いに相譲らず試合は1-0のまま9回裏に突入します。9回裏、東芝は待望のランナーを出すと林裕也の送りバント→主将大河原正人の必死の粘りからの四球で、ランナーをひたすらつないでつないで得点圏に進めたところでバッターは5番ファースト服部政樹。東芝&ヤマハ双方の観客が一球一球ごとに歓声を上げ溜息が洩れるというまさに東京ドーム全体が揺れ動くような緊張感の中、服部がスイングすると打球はライト前へと落ちる同点タイムリー!本当に試合の最後の最後、土壇場で東芝が同点に追い付き試合は延長へ突入します。…突入するのですが、お互い延長に入っても堅い投手&守備力によって得点が出来ないまま試合はとうとう12回に突入、大会ルールで試合の結果はタイブレークで決めることになります。まずは12回表のヤマハの攻撃で長谷川雄一がレフト方向への2点タイムリーヒット!先制タイムリーの柳裕太も犠牲フライで続き、ヤマハは計3点を上げ東芝にプレッシャーを与えます。しかし対する東芝は落ちついていました。東芝は土壇場で同点タイムリーの服部政樹がここでも勝負強さを発揮し、甘い変化球を逃さずセンターフェンスダイレクトの走者一掃3点タイムリーツーベースヒット!更に東芝は代打に市川和樹を送り出すと、市川はライトフェンス直前まで打球を飛ばし、ランナー服部がホームイン!東芝がサヨナラ勝利でベスト4進出を決めました。
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